こんにちは~、みちこです。
自然あふれる場所や洞窟が好きでよく出かけています。
洞窟についてどのようなイメージを持っていますか?
時に洞窟はその土地の人気スポットとして有名で、照明も明るく、人がたくさんいるところです。
一方で、
- 神秘的な雰囲気
- 冒険みたいでワクワク
- せまくて崩れそう
- 変な虫がいそう
などなど、さまざまなイメージがあると思います。
この記事では、そんなたくさんの魅力を持つ洞窟の一例を紹介します。
題して「一体何が起こるというのだろうか…」ドキドキ!ホラー&ミステリーな洞窟です!
この記事を読めば、雰囲気のまったく違う洞窟の魅力を知ることができます。
滝観洞(岩手県)
岩手県には見どころたっぷりな洞窟が数多く存在しています。
県内すべての洞窟に行こうとするとあちこち走り回ることになるのでかなりの時間が必要です。
電車やバスがあったりはしますが、地方だとやはり車が必須です。
しかしながらこの滝観洞(ろうかんどう)は、入り口のすぐ前まで車で行け、JR上有住駅から徒歩で行けるという貴重な洞窟です。
まず受付を済ませたら、ヘルメット・ジャケット・長靴とフル装備を貸し出してくれます。
滝観洞ではこれらの装備をきちんと身につけて入ったほうがいいです。
なぜなら洞内はふくらはぎくらいまで浸水しなければ通れないような場所があるからです。

中に入るとすぐ水の存在を感じます。
地面も壁も湿っており、いろんなところから水が通り抜けているようです。
足元を接写した図です。

表面には泥が付着しておらず、まったく濁っていません。
ポットホールに水がたまっている様子がとても美しいです。
洞窟内は一本道になっており、880mに渡り続いています。
閉鎖的な道をずっと進み続ける作業は、なんだか引き返せない感じがして恐ろしいです。
ちなみにこの洞窟は八つ墓村のロケ地だったそうです。
納得の雰囲気。

じっくり見ながら30分くらいは歩いたでしょうか。
最深部に近づいていくと、大きな音がしてきます。
轟々と唸っているのは天の岩戸の滝という落差29mの巨大な滝でした。
先の見えない暗闇から、これでもかと水が流れ続けています。
29mというと滝としてはあまり高く感じないかもしれませんが、暗闇の先からかなりの水量で流れてくる様子はけっこう衝撃です。
その滝壺には、勢いよく落ちる滝とはうってかわって透き通るような静かな湖。
これは圧巻です!
この洞窟は「滝を観る洞窟」と名前があるように、最深部にある滝こそが見どころ・オブ・見どころ。
流れる水の透明度には神聖さを感じます。
たくましく繊細な、究極の岩清水を見つけました。
〒029-2501 岩手県気仙郡住田町上有住土倉298-81
営業時間:8:30~16:30(冬季は16:00まで)
入洞料金:1100円
おまけ:以前は滝観洞とセットで近くの白蓮洞の入洞券が買えましたが、白蓮洞は現在閉鎖になっています。
不二洞(群馬県)
不二洞は関東屈指の広さを誇る洞窟です。
上野スカイブリッジから徒歩で行ける距離にあります。
群馬の野性的な山々を一望できる最高のロケーションです!


入り口はあやしい施設のトンネルみたいです。

ガチャッとあけると、蛍光灯がちょっと切れかかっています…。

踏み込むのをためらう絵面ですが勇気をもって進んでいくと、案外ファンタジーRPGのような素敵な世界が広がっています。

先ほどの滝観洞と違い、こちらは水気があまりありません。
やわらかく砂っぽい質感で、異国のような感じがします。
さすが関東屈指の洞窟、広いくて見通しがいいためか景観がダイナミックに入ってくるところが最高です。
入口はホラーの世界に足を踏み入れた感じですが、洞内はアドベンチャーな感じがして2度おいしい洞窟でした。
〒370-1614 群馬県多野郡上野村川和665
営業時間:8:30~17:30
入洞料金:800円
風天洞(愛知県)
続いてはちょっと個性派です。
愛知県豊田市にある、風天洞。
明るいのにおどろおどろしい不思議な世界観を醸しており、「トリック」など推理系のドラマにでてきそうという理由であげてみました。
まず敷地に足を踏み入れると、入り口から境内に続く道までぎっちり仏像が並んでいます。
それはもう、とにかくたくさんです。
本殿に近づくにつれ大音量のスピーカーでお経が聞こえてきます。
洞窟に入りたいと伝えると、おばあさんが洞内の説明をざっとしてくれました。
なんでも、中の池でお金を洗うといいそうです。
銭洗い弁天様ですね。
おばあさんに温かく見送られ、いざ入洞。

今まで見た洞窟とは打って変わって、岩戸式の洞窟です。
照明が明るめの観光洞窟とは違う、なんだか不安定な明るさがあります。
岩と岩が絶妙なバランスで成り立っていて、合間をすり抜けるのがなかなかスリリング。
洞窟を抜けて周囲を散策すると、また小さな洞穴があります。

このビジュアルはちょっとギョッとしますね。
身体の悪いところにお札を貼ると治るんだそうです。
まんなかの台に寝てみると、天井に描かれた仏様を拝めるようになっています。
お寺の中にある洞窟なので、敷地内にはその他にも見どころがたくさんあります。
歴代天皇陛下の肖像画が並ぶ部屋があったり、とにかく仏像の数もいっぱいで、気づいたら時間が経っていました。
〒444-2511 愛知県豊田市大蔵町横手山5
営業時間:9:00~17:00
入洞料金:払ったような気がしましたが、忘れました。
さいごに
以上、ホラー&ミステリーな洞窟でした!
それぞれ違いがあって面白いですね。
空気のヒヤッとした感じや圧倒的な景観、想像力を掻き立てる鬱蒼とした雰囲気。
ぜひ現地に行って体感してみてはいかがでしょうか。
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