自然派旅行

東京から青森の恐山へ日帰り旅行感覚でいってみた結果【夜行バス】

急にわき起こってくる、旅に出たいという気持ち。
そんな時に、気軽に行ける日帰り旅行はいいですよね。

ある時考えました。
日帰り旅行でどこまで行けるのか。

時間がない中での日帰り旅行って「近場じゃないとムリだよな~」と思ってしまいますよね。
近隣のスポットを探してみるけど、すでにどこも行ったことのある場所ばかりだったり。

そこで思い切って、本州の端っこである青森まであえて"日帰り旅行"と称し行ってみることにしました。

この記事では、

  • 東京から恐山までの交通ルート
  • 恐山の見どころ
  • 行ってよかった感動ポイント

を紹介します。

青森のなかでもなぜ恐山かと言いますと、結果的に恐山しか行けなかったからです。

この記事を読み終えれば、恐山は遠いけど行くだけの価値があると感じてもらえるはずです!

東京から恐山までの交通ルート

交通手段を選ぶ

東京から青森まで最短のルートは、飛行機の片道1時間15分で約1万7千円でした。
意外と近い!
ただ日帰り旅行の交通費で3万4千円以上かかるのは、あまり気軽ではないなーと思いました。

次にバスを調べてみました。

片道10時間。
長い…。

でもこの時間、夜行バスで寝ていればかえってちょうどいいくらいじゃない?

 
安易な考えのもと、夜行バスに決定しました。

高速バス車内道中

昔は人の気配がしただけで目が覚めてしまう私でしたが、一人旅をよくするようになってからは、比較的いつでもどこでも眠れるようになりました。

あと硬いところや窮屈なところで寝るには柔軟性がとっても大事ですね。

けっこう寝たと感じても、やはり一時間ごとくらいには起きてしまいます。
途中岩手の盛岡あたりで限界がきました。
乗車から7時間。
さすがに降りたい。

「あと3時間の辛抱だ!」と思いつつ、3時間は普通に長い。

青森駅から恐山まで

やっとの思いで青森駅に到着。

お腹が空いてきたものの食事をとれるところは少ないです。
田舎旅あるあるなんですが、だいたい山菜うどんとかを食べる感じになります。

まだ到着ではありませんのであまりゆっくりできません。

青森駅からむつ市まで電車で2時間、むつ市からさらにバスで40分ほど進み、恐山入り口まで行きます。

恐山冷水

むつ市→恐山のバス車内はまるでバスツアーのような賑やかなアナウンスが流れています。

山道の途中で止まりました。

恐山冷水

ミニスポット、命の湧き水恐山冷水に一時停車です。
飲めば若返るという水で、みんなでごくごくタイムがあります。

恐山到着!気候、雰囲気は?

さぁいよいよ恐山入口というところでちょっと踵を返し、まずは周辺を散策しました。

宇曽利山湖

どよーんとした最高の恐山日和です!

東京ではパーカーを羽織るくらいでちょうどいい気温でしたが、青森では厚手のコートでも寒いです。
さすがに雪ではなかったものの、春秋でもダウンでいいのかなと思える寒さでした。

恐山の見どころスポット紹介

太鼓橋

太鼓橋

湖沿いをとぼとぼと歩いていると、忘れてはいけない三途川に着きます。
思ったより恐山入り口から離れた場所にありました。
先にこの小さな橋を渡って、気持ちを高めていきます。 

霊場恐山入口

恐山霊場入口

恐山といっても着いた場所は「あんまり山じゃないぞ…」という感じでした。
標高は高いのだと思いますが、かなり拓けています。
なかに入るとただっ広~い空間にお寺があります。

この日は5月初旬の開山直後でしたがイタコさんは見当たりませんでした。

地獄

恐山の地獄風景

お堂からの道順を歩いていくと地獄のエリア(?)へ続いています。
ところどころから煙が立ち登り、硫黄のにおいがします。温かいです。♨ 

天国

女一人、地獄をとぼとぼ。
地獄を越えると、向こうに湖が見えます。

地獄から急に景色が変わって、その先が天国エリアのようです。

恐山の天国風景

どよ〜ん。

手前の水はただの水たまりで、奥の水が宇曽利山湖です。
晴天だとまた雰囲気が変わりそうですね。

恐山温泉

寒さでガクガクしてきたので温泉に。

地獄の入り口あたりに、源泉掛け流しのほったて小屋温泉があります。
シャワーはなく服を置く棚と温泉だけ。

恐山にある源泉かけ流し温泉

体が冷えているせいで温度がめちゃくちゃ熱く感じますが、硫黄が効く~~

今まで入った温泉のなかで一番かもしれません!
天国はここにもありです。

忘れてはいけない帰り道

恐山温泉にはシャンプーがないので、青森駅から歩いて5分ほどの健康ランドでさっぱりしました。

帰りも当然バスです。

やはり7時間くらいがひとつの限界かなと思いました。
飽きたときの準備はしておいた方がいいです。

あとバス選びは大事です。
3列独立シートの高速バスとかだと圧迫感がなくていいです。

最近はサービスも充実しているので、いろんなバスに乗ってみるというのも旅の楽しみかと。

さいごに

東京→青森まで、飛行機・新幹線・電車・車、さまざまな交通手段がありますが、今回は夜行バスを利用することで0泊3日かかりました。

感覚としては日帰り旅行感はあったんですが、全然日帰り旅行じゃないし、全然気軽ではなかったですね。

それでも長い道中は旅行という感じがして楽しかったです。
待っていればいつかは着きますし、夜の時間を有効に使って、早朝から活動することができます。
2連休あれば意外と遠くへ行けるんだ~と知れたことはよかったです。

今回の移動をまとめるとこんな感じです。

東京から恐山への行き方・ルート

恐山に着くまでも、恐山冷水三途川があって楽しめました。
お山には天国地獄の雄大な(?)景色が広がり、眺めているだけで穏やかな時間が過ぎていきます。
冷えた体に源泉かけ流しの温泉とくれば、ここはもう霊場という名のユートピアなんじゃないかと錯覚します。
もともとご利益のある場所なので当然といえば当然なのかもしれません。

実際にそのパワーを体感し、遠くて大変だったけど来てよかったとしみじみと思える場所でした。

そして本当は他にも行きたい場所があったので、次に青森へ訪れる際はゆっくり宿泊して行きたいです!(笑)

ゆったり旅を検討されている人は、各旅行会社を比較してみてください。

☆★☆青森県への国内旅行ツアーを比較☆★☆
恐山情報

〒035-0021 青森県むつ市田名部宇曽利山3−2
開山期間:5/1〜10/31
開山時間:6:00〜18:00  ※時期により異なる
入山料:500円