大人の学習

2019登録販売者試験を独学で1発合格した方法【2ヵ月1冊でOK】

こんにちは、みちこと申します。
普段は筋トレ記事などを書いています。

先日、登録販売者試験に合格しました。

試験を受けようと思った理由は、体のしくみや健康に興味があるので、勉強がてら受けてみようかなと。

もともと持っていた知識としては筋トレ関連のことぐらい。
薬学は「横文字ワカラン、理系じゃないし。」という具合でした。

そんなわたしでも、2ヵ月間で1冊のテキストのみを使って1発で合格することができました。

この記事にたどり着いた方は

  • 登録販売者試験ってなに?
  • 試験を受けてみたいけど難しいそう
  • 受験料が高いからなんとか1発で合格したい!
  • 前回試験に落ちてしまったけどどう勉強すればいいの?

と悩んでいるのではないでしょうか。

そこで、2019年登録販売者試験を振り返って

  • 試験の内容
  • 合格率や難易度
  • 2020年度試験の課題
  • 実際に行った勉強法

をレポートします。

この記事を読めば、合格までの流れがイメージできるようになっています。

なぜなら文系のわたしが、実際に独学で1発合格できた方法を書いているからです。

記事を読んで行動することで、試験合格への近道となるでしょう。

登録販売者とは

ドラッグストアなどで販売されている一般用医薬品は、リスクに応じて第1類・第2類・第3類医薬品と3つに分類されています。
そのうち第2類・第3類医薬品の販売が認められている専門家が登録販売者です。

今後セルフメディケーションがますます注目され、登録販売者のはたらきが期待されています。

申し込み方法

願書は最寄りの保健所など指定の場所でもらうか、郵送で取り寄せることができます。

申し込みには試験代として収入証紙が必要です。
願書をもらう際に、保健所で購入することができます。
金額はだいたい¥15,000前後かかります。

受験日や試験代は受験する都道府県によって異なります。
詳細は各都道府県のHPを確認してください。

試験の内容

試験問題

試験の内容は以下の5章からなっています。

ー午前ー
1 医薬品に共通する特性と基本的な知識  20問
2 人体の働きと医薬品          20問
3 薬事関係法規・制度          20問

ー午後ー
4 主な医薬品とその作用         40問
5 医薬品の適正使用・安全対策      20問

合格基準

試験は午前・午後に分かれ、各120分60問のマークシート方式。
120問中、正答率70%で合格です。

ただし、それぞれの章で1つでも正答率35%を下回ってしまった場合は不合格になります。
どのみち1章でも35%を下回ってしまったら、全体で70%とることは難しいですね。

時間配分

1問あたり2分以内で解いていくスピードです。

暗記問題なので、解く時間はさほどかかりません。
120分という時間はかなり長く感じました。

早く終われば途中で退場することができます。
実際に試験開始から1時間を過ぎたところで退場していく人が多かったです。

試験の合格率と難易度

合格発表は各都道府県のHPで確認することができます。

首都圏ブロック(東京・埼玉・神奈川・千葉)の合格率は以下の通り。
ブロック内で出されている問題は同じです。

東京26.0%
埼玉23.4%
神奈川28.2%
千葉24.8%

合格率は意外と低いです。

わたしの場合、午前の正答率が93%、午前の正答率が78%、総合で85%でした。
午後でけっこう苦戦しています。

午後に行われた「主な医薬品とその作用」の章は成分名のオンパレードなので、もともと少し苦手なところでした。

その他に点を落としてしまった理由として、

  • テキスト巻末のおまけページみたいなところからも出題されていた
  • 漢方・生薬は初めから捨てていたが意外と出た

ということが挙げられます。

漢方に関しては覚える情報量が多い+出題傾向が読みにくいということもあり、ある程度捨てると決めていました。

高得点を狙うなら、テキストを網羅的に覚えておく必要があります。

2020年度登録販売者資格試験の課題

2020年度以降の登録販売者資格試験でも、漢方・生薬部分の出題が増えていく可能性があります。

なぜなら

  • 出題傾向のマンネリ化の打開
  • セルフメディケーションが注目され、漢方人気が高まっている

と考えられるからです。

独学で十分?コスパ重視な勉強法

勉強するにあたっては2つの選択肢があります。

  1. テキストを購入して独学  1冊¥2,000くらい
  2. 資格講座を受講する      ¥30,000〜50,000くらい

試験代で¥15,000程度の費用がかかることから、わたしは迷わず独学を選びました。
その結果、わりと余裕を持って合格できたので独学でも十分だと思いました。

試験内容をきちんと理解し深堀して覚えたい人は、資格講座を受けてみてもいいのかもしれません。

テキスト選び

まずはテキストを用意しました。
わたしが使ったのはこれです。

他のテキストと比べて使いやすいポイントがたくさんあり、こちらに決めました。

  • 図解多めで読みやすい
  • テキストと過去問(CD-ROMに7地域分)がついている
  • テキストは小テストで区切られており、知識が定着しているか確認しながら進める
  • CDの過去問では間違った問題だけを抽出して解くことができ、効率がいい
  • 索引がついていて、キーワードで調べることができる

実はテキストを買わなくても勉強できる方法があります。

厚労省のHPに載っている「試験問題の作成に関する手引き」を見ることです。
ほとんどのテキストは、「試験問題の作成に関する手引き」を参照して作られているので、これをみれば勉強する範囲がのっています。

試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)

ただこれを印刷して使うなら、素直にテキストを買った方がいいです。
見てもらうとわかるのですが、けっこう文字の羅列です。
論文とか読みなれている人でない限りオススメしません。

勉強方法と配分

試験までの勉強期間は2ヵ月に設定しました。

1か月めテキストを2回通り読む。
1回目・・・さらっと流し読み。
2回目・・・じっくり覚える。
テキストの覚える部分が約363ページあるので1日12Pくらい読み進めるイメージです。
2か月め        過去問を解きまくる。
間違えたところをテキストで調べて、また解いての作業。
時間のあるときに一気に解くか、1日30問ずつくらいに細かく分けてやっていました。
7地域分を1日30問に分けると28回分となり、だいたい1ヵ月くらいになります。

7地域分の過去問をやっていくと、最後の方はスラスラ解けるようになっていきます。
とっても単純ですが、この方法でわからないところを順番に潰していくのが一番の近道です。

先に過去問からやってみて、わからないところをテキストで埋めていく方法もありますが、ヘタに楽しようとせずテキスト→過去問でやった方が早いです。

なぜなら、薬の成分名など覚えなければ解けない問題が多く、過去問からやろうとしても結局行き詰まるからです。 

まとめ

登録販売者の合格率は約25%前後と低く、覚える範囲も多岐にわたります。

しかし、テキストをじっくり読んで覚えたり、過去問を解いて出題傾向を把握しておけば、試験当日は余裕をもって解きおえることができるでしょう。

覚えることが多い分、勉強時間はある程度確保しなければなりません。
暗記する時間・過去問を解く時間を計画的に考えて勉強すれば、独学でも十分合格に近づけます。

この記事を最後まで読んでいただけたということは、それだけモチベーションが高まっている証拠です。
ページを閉じたら即行動していきましょう!

一発で登録販売者資格試験に合格できるよう応援しています!